ウクライナ南部の港湾都市オデーサは50年以上にわたり横浜市と友好関係を築いている姉妹都市です。ロシアによるウクライナ侵攻が始まった2月24日の翌日に、いち早く、横浜市会議長および横浜市長からロシアを非難する声明が発表されました。
よこはま自民党では、3月から4月にかけてウクライナ支援、とりわけオデーサ支援の募金活動を展開しました。所属議員がそれぞれの地域で街頭や会合で訴えたり、事務所に募金箱を設置したり自ら行動をおこしました。鈴木太郎も3月17日の開催したイベントで募金へのご協力をお願いしました。また、3月21日には横浜駅西口で所属議員による大規模な募金活動を行いました。こうした活動の結果、総額280万円あまりの募金が集まり、ウクライナ赤十字社オデーサ支部へ送金するとともに、さかい学衆議院議員、山下正人幹事長、小松範昭市民運動本部長らがウクライナ大使館を訪問しコルスンスキー駐日ウクライナ大使に報告しました。
その際、大使からオデーサ周辺では、水道施設が攻撃されて飲料水の供給が不安定になっており支援が必要との要望が出されました。これを受けて、さかい代議士から外務省、市会議員団から横浜市に対して支援の必要性を申し入れました。その後、よこはま自民党ではウクライナ赤十字社オデーサ支部のザリコフ委員長とオンライン会議を実施、また、横浜市長とオデーサ市長とのオンライン会議も実施し、オデーサ市から正式な支援要請文書も発出され、横浜からオデーサへの飲料水支援に向けて動き始めました。
こうした経緯を経て、6月21日に開かれた横浜市会臨時会において、オデーサへの緊急支援を可決しました。具体的には、オデーサ市へ移動式浄水装置33台などを供与します。これにより、緊急時に10万人分相当の飲用水(1人1日当たり3リットル換算)を確保することができます。このうち11 台の移動式浄水装置はJFEエンジニアリング株式会社様からご寄附いただきます。 輸送については、包括連携協定を結んでいる独立行政法人国際協力機構(JICA)と協力しつつ実施します。よこはま自民党は、自治体としてできるウクライナ支援を進めていきたいと考えています。