2月15日、戸塚区内の富士橋バス停付近で自転車に乗っていた小学5年生の女児が何らかの原因で転倒、車道に飛び出し、後ろから来た車にはねられ死亡するという悲しい事故がおきました。悲報を受けて、事故現場に花を手向けてご冥福をお祈りしました。
現場は岡津から不動坂へ向かう瀬谷柏尾道路沿い、富士橋バス停近くです。車道が狭い割に通行量が多いところです。歩道がありガードレールも設置されていますが、車道と反対側のマンション駐車場や1階の店舗前駐車場への進入路のためにところどころガードレールが途切れています。歩道は一段高くなっていますが、進入路は切り下げており、それが段差になっています。この歩道を自転車で進むと段差でバランスを崩してしまうのではないかと危惧します。
近隣の方から、現場の危険な様子を見て対策を考えてほしいと言われ、現場に赴き、お話をうかがいました。車道を走る車は結構なスピードで走ることが多いそうです。歩道が狭いにも関わらず、自転車の通行も多いので、歩行者を避けるために車道へはみ出すことも多いそうです。バス停でバス待ちの列ができると歩道が通りにくくなること、朝は、バス待ちの人と通学の子どもたちで前に進めなくなることもあるとのこと。対話を通じて課題がどんどん出てくると同時に、いろいろと対策の可能性も出てきます。進入路を工夫してガードレールを伸ばせないか、歩道の段差を緩やかにできないか、自動車、自転車、歩行者への注意喚起ができないか。
事故現場に注目が集まりますが、付近のスクールゾーンには、同様に危険な箇所があることもわかりました。県道から少しそれた道路の幅員はとても狭いのですが、抜け道になっていて車どうしがすれ違うのもやっとのところに子どもたちが通学で通っています。日を改めて登校時間帯に現地を訪れましたが、子どもたちと車がスレスレで通っていました。
山中市長は、令和5年度予算で全ての小学校通学区域について事故箇所を可視化した地図を作成したり、ETCデータを活用して分析するとしていますが、データを活用するまでもなく危険で対策が必要なところは、速やかに対策を講じていくことが重要です。少しでも安全性が向上されるよう行政に働きかけていきます。