デジケン(地方議員によるデジタル・タウン研究会)を発足
3Dで社会課題の解決を目指す
これまで「かながわオープンデータ推進地方議員研究会」として神奈川県内各地域からオープンデータの活用をすすめていくために神奈川県議会をはじめ県内各自治体議員が超党派で集い研鑽を積んで参りました。平成最後の統一地方選挙を経て令和の時代を迎えた今こそ、同研究会を発展的に解散し新たなスタートを切ることを決断いたしました。
そこで、新たな組織として、「デジケン(地方議員によるデジタル・タウン研究会)」を創設することにいたしました。これまで神奈川県を中心に活動して参りましたが、新組織では、地域の枠を超えて全国から仲間を募り、つながりを拡げていきます。また、オープンデータにとどまらず、デジタル、データ、デザインの3Dをキーワードに、我々が直面する社会課題にテクノロジーを活用して解決することを目指します。
設立総会・記念セミナーを開催
令和2年7月14日にデジケンの設立総会ならびに記念セミナーを開催しました。新型コロナウイルスの影響を鑑み、会場での参加は最小限にとどめ、多くの方にオンラインで参加していただきました。総会では鈴木太郎が初代会長に選任され正式に研究会が発足しました。すでに61名の方が会員登録を済ませて仲間に加わっていただいております。
総会に続いて開催されたセミナーでは、「介護×ICTから見える未来」と題して、株式会社ウェルモ執行役員の木村亮太様による記念講演の後、関係者によるパネル・ディスカッションへと移りました。株式会社ウェルモではクラウドを活用した介護情報の見える化を手掛けており、コンビニの4倍あるといわれる介護事業所の中から利用者にとって最適な事業所を見つけるサポートを行っています。さらに、今ではケアマネジャーがケアプランを作成する際にAI(人工知能)を活用して利用者にとって最適なケアプランが作れるよう支援するサービスを進めています。AIを活用したケアプラン作成支援は、先ごろ閣議決定した骨太の方針にも明記されるなど今後の活用が期待される分野であり、ウェルモはフロントランナーとして厚生労働省老健局の調査事業に採択され横浜市で実証事業を実施しました。セミナーでは、実証事業の結果も踏まえてパネラーによる議論が展開されました。
仲間を募集中
デジケンは、全国から超党派の地方議員を中心に仲間を募っていますが、一般の方、国会議員や首長、議員経験者などどなたでも仲間に加わることができます(年会費も無料)。大切なことは、身近なところでテクノロジーを活用して未来を切り開いていこうという志です。我こそはという方は、この機会にお申し込みください。
デジケン入会申込はこちらのリンクからどうぞ。
https://forms.gle/L9mNdGvshKNP
(興譲館 VOL.87-2)